兵庫三木市のネスタリゾートといえば、豊富な自然を生かしたアクティビティーが楽しめるテーマパークとして人気で、元気いっぱいの子どもや体力が有り余ってる若い人が遊びにいくイメージがあります。そんなテーマパークに妙齢の夫婦2人で泊まりに行ってきました。実際に行ってみるとリゾートライフをリーズナブルに体験できる大人が幸せになれる宿でした。
こんにちは、関西在住だけど関西のホテルに泊まって朝ごはんを食べるのが趣味なビー玉夫婦が実際に泊まってよかったホテルを紹介するブログです。
本日は、時間が足りないくらい楽しめた「ネスタリゾート」の公式ホテルを紹介します。ホテル選びの参考にしてもらえると嬉しいです。
『ホテル ザ・ネスタ&スパ』 概要&宿泊費
宿泊日 2024年12月8日(日)〜9日(月)
宿泊者 夫婦2人
客室タイプ ネイチャートリプル
『ホテル ザ・ネスタ&スパ』の概要 | |
ラウンジ無料サービス | コーヒー、フリードリンク |
大浴場 | あり 瑞穂の湯(ホテル内)、十戒の湯(パーク内) |
館内着 | 浴衣 |
夕・朝食 | 和洋中ビュッフェ |
チェックイン/アウト | 15:00/11:00 |
駐車場 | あり(無料) |
最寄駅 | 三宮より直通バスあり |
住所 | 〒673-0703 兵庫県三木市細川町垂穂894-60 |
近隣のコンビニなど | パーク内、ホテル内の売店のみ |
2024年8月に『ホテル ザ・パヴォーネ』から『ホテル ザ・ネスタ&スパ』に名称変更。
『ホテル ザ・ネスタ&スパ』は東京ドーム50個分とも言われる広大な敷地を持つネスタリゾートの公式ホテルです。自然をフィールドにして体を使って遊ぶアクティビティのイメージがあって、体力に自信なんて皆無な私たちはスルーしていたのですが、じつは温泉施設も充実していると聞いって急に興味がわいて予約しました。
『ホテル ザ・ネスタ&スパ』の宿泊費(2人分・夕朝2食付き) | |
通常宿泊費 | 27,000円 |
楽天セール(クーポン) | −6,350円 |
楽天ポイント | −10,000円 |
宿泊費 20,650円(ポイント利用で実質10,650円) |
今回の予約は楽天トラベル。楽天トラベルスーパーセールで発行されたクーポンを使って予約。
楽天市場で買い物はあまりしないんですが、生活費のほぼ全てを楽天クレジットカードで支払って楽天ポイントを貯めています。生活しているだけで宿泊費が貯まるという夢のシステムを構築しているビー玉家なのです。
今回は貯めた楽天ポイントを全投入して予約しました。
▼宿泊料は時期によって変わるので各種サイトでご確認ください
『ホテル ザ・ネスタ&スパ』チェックイン
ネスタリゾートに宿泊する場合は駐車場が無料です。ゲートで宿泊者の名前をチェックしてもらうと「宿泊駐車証」を渡されます。園内の駐車場に車を停めて見えるところにおいておきます。
ネスタリゾートに泊まるとホテル内の温泉だけでなくネスタリゾート内にある関西最大級の広さを誇る温泉施設「十界の湯」も利用できます。
こちらの温泉施設はチェックイン前から利用できるってことで、チェックイン時刻よりも早い、11時に到着。フロントで「十界の湯」のチケットを受け取って温泉や岩盤浴を17時ごろまで楽しんで、ホテルに戻ってチェックインしました。温泉のことはのちほど紹介しますが、チェックイン前からすでに満足度MAXです。
広々とした明るいフロントです。繁忙期の夏や春は人がいっぱいになるかもですが、比較的人が少ない冬なのでフロントも余裕があります。
チェックインはすでに住所や名前が書いてる書類をみて間違いなければサインしてルームキーを渡してもらえます。ルームキーは人数分もらえます。
フロント横のアメニティコーナーから必要なものをピックアップ。ここには歯ブラシ、コットンと綿棒とヘアゴムのセット、ヘアブラシ、カミソリ、シャワーキャップが置いてありました。
『ネイチャートリプル(24㎡)』ルームツアー
2階以上の客室に行くには、2階で別のエレベーターに乗り換えないといけませんが、今回私たちの部屋は2階だったので、乗り換える必要がなくラッキー。
館内はめちゃめちゃ広くて、廊下はナチュラルで明るい色調。私たちの部屋は一番奥だったので遠かったぁ
トアにルームキーをかざしてキーを解除します。ルームキーが木製でカワイイ
では、ドアオープン。
ベッド周り
ドアを開けると、なんだかジグザクの廊下が出現。奥に見える木の扉が客室かと思ったらクローゼットでした。
クローゼットの奥が客室になっていました。
外が暗い時間だったのと、ホテルのライトと暗めの設定で光度は低め。リゾートなので当たり前だけど何かしらの作業をする場所ではなくリラックスする場所ってことですね。
ちなみに朝は光がたっぷり入って眩しいくらいでした。
宿泊者は2人だったんですけどね、ベッドは3つです。私たちが宿泊したネイチャートリプルの定員は1〜3人だったので、1人で泊まってもベッドは3つです。ゴロゴロ転がり放題。ベッドマットはシモンズ製で硬めの質感だったので、ベッドにダイブすると痛いかもw
枕は柔らかい羽根枕、そしてクッションがひとつずつ置いてありました。
ベッドが3つというよりは、小上がりスペースにベッドマットが置いてあるって感じです。全体にインテリアの高さが低く設定されているので、実際よりも部屋は広く感じます。
ベッドサイドにはAC電源コンセントだけでなくUSBポートあり、スマホの充電に便利。
リビング部分
窓際には長椅子とアウトドアチェア。部屋の至る所にくつろぎポイントがあります。
テレビは32インチと部屋の大きさにしては小さい感じ。とはいえ、温泉に食事にと忙しく、ベッドに入った瞬間に寝落ちしたのでテレビは朝にちょこっとだけ電源を付けただけでした。
テレビの下には小さなテーブルとエアコンとテレビのリモコン。
ベッド横のチェストの上には電気ケトル(タイガー製)、ティッシュ、電話、メモといったホテルでよく見るものの中で異彩を放っていたのが...
ローソクのように光がゆらゆら揺れる癒し系のライト。すぐに存在は忘れてしまってましたが朝まで温かみのある明かりを灯しておりました。
テーブルの下にはコンパクトだけど奥行きのある冷蔵庫、冷蔵庫にはミネラルウォーターが3本。
テーブルの引き出しにはホテル規約と、カップ、お茶、ドリップコーヒーのセットが3つづつ。ドリップコーヒーは創業90年の神戸の老舗メーカーのもの。すっきりと飲みやすいコーヒーでしたよ。部屋で美味しいコーヒーが飲めるのは何気に幸せ。
水回り
水回りはトイレ、バス、洗面が一緒になった3点ユニット。トイレは温水シャワー付き、使用中の音が響きにくいタイプで良かったです。
湯船は150cmの私なら足を伸ばせる広さです。シャワーヘッドは小さいけど、水圧は強くて使いやすそう。とはいえ、ホテルには温泉の大浴場があったので部屋のバスは使いませんでしたけどね。
シャンプー、コンディショナー、ボディソープはペリカン石鹸のもの、大浴場にも同じものが置いてあって、ラベンダーの良い香で、シャンプーはふんわりと仕上がります。フェイス&ハンドウォッシュはPOLA製。
ドライヤーはパナソニックのイオニティ、音は大きいけど風量はそこそこです。ロングの人だと時間がかかるかも。
廊下にあったクローゼットにはハンガーが6本、内ボトムスクリップが付いたものが3本です。
消臭すプレは天然ハーブを使ったものですが、香は弱めです。洋服ブラシ、靴べら、貴重品BOXもクローゼットの中です。
貴重品BOX下着は館内着の浴衣。
浴衣以外にも羽織もの。真冬でもホテル内は暖かいので、薄手の羽織もの1枚でも十分温かったです。
部屋以外のホテル設備
一通り部屋を物色したのでホテル内を散策します。ホテルの設備はほぼほぼ2階に集結していました。2階で見つけた設備を紹介します。
館内のところどころにルナール・ビュッフェの版画がいくつも飾ってました。誰って?って感じかもですが、関西だと大阪三番街の蝶の絵で有名な画家さんです。他にも美術品が飾ってあったので壁を見て歩くもの良いですね。
今回は時間的に利用できませんでしたが、14:30〜17:30にはウエルカムドリンクがいただけます。
製氷機と電子レンジ。近くにコンビニもないし、温めるものもないんですけどね。
子どもたちが遊べるプレイスペースにはおもちゃや絵本が置いてありましたよ。常に小さい子が遊んでて可愛かったです。
すぐ横には大人がくつろげるロービもあったので、子ども達を遊ばせながら横で大人のもくつろげる感じ。
大人の浴衣は部屋にありましたが、お子様の浴衣はプレイスペースの近くの廊下にあり、サイズは3種類。
大浴場の近く、けっこう奥まった目立たない場所にゲームコーナがありました。ゲームは有料だし、できれば子どもに見つけられたくないっていう親御さんたちのニーズなのかも。
懐かしいエアーホッケーもありました。
ランドリーコーナー。洗濯は1回400円で洗剤は自動投入です。乾燥機は30分200円。少々高めではありますが、大自然を舞台にしたアクティビティ、夏にはプール、汚れた服や水着を夜のうちに洗って乾かせるのは便利。
ランドリーの中に自販機もありました。お酒やアイスを夜中にも買えます。温泉後のアイスは最高。
喫煙コーナーも広くて開放的な感じ。
2階には2軒の飲食店があります。創作和食のお店以外に2024年7月に新しくオープンした「酒バー はりま」は23時まで兵庫の地酒と選りすぐりの日本酒を楽しめます。
2つの温泉施設
ネスタリゾートといえば、体を使ったアクティビティや巨大なプールが有名なので、子どもや若い人のための施設ってイメージですが、じつは2つの本格的な温泉施設があり、大人だけでも十分楽しめました。
温泉施設 その1『瑞穂の湯(みずほのゆ)』
『ホテル ザ・ネスタ&スパ』の2階にあるのは「瑞穂の湯」なめらかなお湯は疲労回復、美肌に効果が期待できます。
・内風呂、露天(岩風呂)、つぼ湯(陶器)
・内風呂、露天(檜)、つぼ湯(檜)
浴場は2種類あり、時間によって男女が入れ替わります。
どちらの浴場にも本格的なドライサウナと水風呂があり、露天てのくつろぎスペースも完備。かなり本格的な温泉施設です。
どちらもドレッサーは4席、ドライヤーは3つ。これは少し増やしてほしい。フェイスタオルとバスタオルは脱衣所に用意されて使い放題だったのは感動しました。
営業時間6:00~10:00/15:00~23:00
温泉施設 その2『十界の湯(じっかいのゆ)』
そして、ホテルから徒歩約15分(送迎バスあり)、ネスタリゾートの敷地内にある「十界の湯」が素晴らしかった!
チェックイン前でもチェックイン後でも10時〜深夜0時まで利用することができ、岩盤浴や食事も楽しめる本格的なスパです。料金大人1,800円がネスタリゾートに宿泊すると無料で利用できます。
日本最大級の露天風呂は自然の中でくつろげる癒やしの空間。紅葉の季節だったので紅葉が湯に落ちては沈んでいく様子は風情があります。
露天風呂が広すぎて移動するのが大変だったけど、階段を登った高い位置にあるつぼ湯から眺める紅葉は絶景。
サウナはドライサウナとスチームサウナの2種類。とくにスチームサウナは音、空間が現実離れしていて、古代の洞窟に迷い込んだような幻想的な雰囲気が秀逸でした。
水風呂は真冬の室外なので寒かったですけどね、ととのい場所には焚き火があったりして都会では味わえないゆったりとした時間が過ごせます。
別途1,000円が必要ですが、登り窯のような岩盤浴も楽しかったです。
岩盤浴スペースには6000冊のマンガもあり、永遠に過ごせます。結局6時間ぐらい十界の湯を堪能したので、チェックイン後に少しだけ温泉を楽しむというよりも、チェックイン前から、もしくはチェックアウト後に時間に余裕を持ってゆっくり過ごしてもらいたい施設です。
『ホテル ザ・ネスタ&スパ』の夕・朝ビュッフェ
ネスタリゾートは神戸の繁華街からは遠く、ネスタリゾート内で夕飯を食べるなら選択肢は4つ
・大自然の中でBBQ(室外)〜21:00
・ホテル内のレストランでビュッフェ 〜21:30
・ホテル内の日本料理店で和懐石
・温泉施設「十界の湯」内のレストラン 〜21:30
私たちはビュッフェが好きなので、ホテル内のレストランで予約。この時代にネットで事前情報がほとんどなかったので、どんなビュッフェなのかドキドキです。
夕ごはん(ビュッフェ)
夕食ビュッフェ会場はホテル内1階のレストラン。昼はイタリアンレストランとして営業しており、朝夕の和洋中のビュッフェ会場になります。
チケットなどはなく受付で部屋番号と名前を告げるだけです。席は自由席で17:30 ~ 21:30の営業時間で時間は無制限。
時間無制限を神様(ホテル)に感謝したのはズワイ蟹があったこと!90分制とかだったら、ひたすら蟹をむき身にする作業で終わってしまう。蟹用のフォークやハサミも置いてありました。
面白いなって思ったのが自分で具材を選んで作るミニ鍋。先ほどの蟹を使って蟹雑炊をつくることもできます。
ピザはピザ窯で焼かれた本格的なもの。薄めのクリスピー生地がもっちりと香ばしく美味しかったですよ。
柔らかく、絶妙の火のとおり具合だったローストビーフも必食
大好きなムール貝も食べ放題です。イタリアンレストランらしい食材があったかと思えば
寒い日に嬉しいおでんがあったり、老若男女楽しめるメニューになっておりました。
ケーキは少しパサつきが気になったかな。ビュッフェのメニュー数はそれほど多くはなかったけど、高級食材が多めで大満足。
朝ごはん(ビュッフェ)
朝食も夕食と同じレストランビュッフェです。チェックイン時に2階の和食レストランとどちらにするか選べます。
個人的に朝食のイチオシメニューは明石焼き(地元では玉子焼きという)ですね。大阪のたこ焼きと形状は似てるのですが、具材がシンプルで、ソースではなくて出汁に着けて食べるのが特徴です。出汁の味がしっかり濃くてシンプルな明石焼き(玉子焼き)は朝ごはんにぴったり。
納豆も兵庫県らしく丹波の黒豆です。通常の大豆納豆よりもしっかりした食感でどことなく栗のようなほっくりした味わいです。
卵は兵庫県ブランドの「オクノの玉子」。国産素材を中心に大切に育てられた奥野さん家の鶏の卵です。関西ではTKG(卵かけご飯)チャンピオンシップに3連覇した卵として有名なんです。チャンピオンのTKGを心ゆくまで味わえます。
湯気がたつふかふかの温か肉まん。
洋食系では自分で好きな具材を使って作れるオリジナルドックが面白かったですよ。思い思いの具を挟んでいただけます。
朝食あとはホテルの周りを散歩したりお土産を物色したり、11時ギリギリまでリゾートを満喫
11時までにフロントにルームキーを返し、追加料金があれば支払いチェックアウト終了。1泊じゃなくて2、3日滞在したかったなぁ。
ネスタリゾートのアクティビティ
宿泊者もアクティビティは有料です。いろんなセットメニューがありますが、ホテルに泊まると無料で利用できるものもあるので、購入するならシンプルな1Dayパスがいいかなと思います。1Dayパスだとパーク内のほとんどアクティビティを楽しめ、次に紹介するイルミネーションも楽しめます。
ネスタリゾート内ではパスは購入できますが、特に割引があるわけではないので、ネットで事前に購入しておくのがポイントが付くのでいいかなと思います。
私達は体力的に自信がなかったので、アクティビティは見てるだけでしたけど、カヌーとか見てるだけでものどかな気分になりました。ホテル代にアクティビティ代が含まれるプランではなかったので、参加しなくても貧乏性が発症することもなくのんびり過ごせました。必要であれば購入してください。
【1Dayパス】
大人(中学生以上):4,390円
子供(4歳~小学生):3,230円
パスの購入はこちら▶︎アソビュー!
ネスタリゾートのイルミネーション
私たちが唯一参加したアクティビティが約300万球もの電飾を使った往復1kmの光の散歩道「ネスタイルミナ」です。1年中イルミネーションを楽しめて、とにかく広いので夕ご飯後の良い運動になります。人がたくさんいる都会の華やかなイルミネーションも好きですが、素朴だけど人が少なく自分のペースでゆっくり楽しめる「ネスタイルミ」もよかったです。日曜日だったけど、好きな場所で好きなだけ誰も人が映らない写真が撮れるくらい空いてました。
ネスタイルミは1Dayパスか、イルミネーションパスがあれば参加できます。こちらもパーク内でパスを購入することができますが、事前にwebチケットを購入しておいたほうがポイント付く分お得です。
【イルミネーションパス】
時間:18:00〜22:00
平日大人(中学生以上)2,200円、子供(4歳〜小学生)1,000円
土日祝大人 2,400円、子供(4歳〜小学生)1,200円
パス購入はこちら▶︎アソビュー!
『ホテル ザ・ネスタ&スパ』宿泊レビューまとめ
宿泊日 2024年12月8日(日)〜9日
宿泊者 夫婦2人
セミダブル(18m²)朝食付きで2人20,650円(楽天ポイント利用で実質10,650円)
ネスタリゾートに宿泊すると無料で利用できる「十界の湯」は温泉だけでなくサウナや岩盤浴も堪能でき、ホテルの温泉は時間によって男女が入れ替わるので、合計3種類の温泉施設が楽しめます。お子様だけでなく、大人がまったりとくつろげるリゾートでもありました。冬は閑散期になるようで、イルミネーションも温泉も空いてて最高でした。次は寒くない時期にBBQも楽しみたいなと思いました。お子様だけでなく大人も十分に充実した1日を過ごせす。神戸からは車で40分、大阪からは1時間、気軽に非日常を満喫できるリゾートです。
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