兵庫の高級温泉リゾートとして有名な有馬温泉で2LDK、朝夕2食付き、温泉付きで500円で宿泊できた『ポイントバケーション有馬』をレビューします。500円のタネの明かせば「会員制シェアリゾート(別荘)」の勧誘付きの宿泊体験です。
お得すぎる体験だけど「勧誘されるのは怖い」って不安に思う人も多いと思うので、当ブログではプロモーション・PRなしで宿泊体験をレビューします。結果からいえば宿泊中に加入はお断りして、宿泊から1ヶ月たった今も後追い営業はなし、宿泊施設も豪華で泊まって良かったと思える体験でした。
こんにちは、大阪在住で関西のホテルに泊まって朝ごはんを食べるのが趣味なビー玉夫婦が実際に泊まってよかったホテルを紹介するブログです。
本日は、『ポイントバケーション有馬』の宿泊レビューのほかに有馬温泉街の食べ歩きも紹介します。参考にしてもらえると嬉しいです。
『ポイントバケーション有馬』 概要&宿泊費
宿泊日 2024年9月29日(日)〜30日
宿泊者 夫婦二人
客室タイプ 2LDK(75㎡)
ラウンジ無料サービス | なし |
大浴場 | 温泉 |
館内着 | なし |
朝食 | 朝・夕 部屋での食事 |
チェックイン/アウト | 15:00/11:00 |
駐車場 | あり(無料) |
最寄駅 | 神戸電鉄「有馬駅」よりタクシーで10分、徒歩で15分 |
住所 | 兵庫県神戸市北区有馬町1771-1 TEL: 078-907-1606 |
近隣のコンビニなど | 徒歩20分、車で5分の場所にセブンイレブン |
最寄の「有馬駅」から歩けないことはないですが、かなりキツい坂を登ることになります。送迎バスなどはないので、タクシーもしくは自家用車で来館することをオススメします。
ポイントバケーションを運営するリロバケーションは、高品質なシェア形式のリゾート別荘を提供する企業で、日本国内外に53ヵ所のシェアリゾートを展開していてる会社です。
ビー玉夫が体験コースを見つけて応募。抽選で当たったので体験してきました。応募はリロバケーションのサイトからできます。別荘体験に興味のある人はリンクを貼っておきます。
※ポイントバケーションに関してはプロモーションやPRは一才含みません。
応募の条件は3つ
⚫︎現地で開催される約60分間のご説明会にご参加できること
※親族2人以上、既婚者の方はご夫婦そろって参加できる
⚫︎来館中にご入会可否の判断ができること
※後追いの営業をしないため、即日が判断できる人
⚫︎ポイントバケーションの宿泊体験が初めてであること
流されやすい人は深く考えずに契約しちゃうかもなので要注意です。ちゃんと吟味して可否を判断してください。
『ポイントバケーション有馬』の宿泊費(朝夕食付き2人分) | |
通常宿泊費 | 1,000円(税込) 一人500円で6名まで宿泊可 |
入湯税 | 300円 一人150円 |
宿泊費 1,300円 |
『ポイントバケーション』チェックイン
『ポイントバケーション有馬』のチェックインは15時。16時からの説明会の参加が絶対条件なので、それまでにチェックインする必要があります。
私たちは午前中に有馬観光して、15時半ごろに現地に到着しました。第一駐車場はいっぱいだったので、第二駐車場に案内されました。説明会参加者じゃなくて普通に宿泊している方も多い感じです。
緊張していたのか、『ポイントバケーション有馬』の外観写真を撮るのをすっかり忘れていました。有馬の観光中心地から少しは離れた高台にあり、黄色い外観だったので遠くからでも目立っていました。ホテル周辺は道が狭く、急な登り坂だったので大きな車は大変かもしれません。
ホテルのフロントというよりは、高級マンションのフロントって感じでこじんまりとしています。有馬のお土産が買えるコーナーもありました。ポイントバケーションはペットと泊まれる部屋があるのもの特徴なので、ペットフードなども販売されていましたよ。
チェックインは今後のタイムスケジュールなどを聞いて、ルームキーを受け取ります。
『ポイントバケーション有馬』の構成は
1階 大浴場、客室
2階 フロント、客室
3階〜4階 客室
屋上 テラス
今回、私たちの部屋は4階でした。エレベーターは1基だけと少ないものの客室も多くはないので、待ち時間が長かったり、別の家族と乗り合わせることもほとんどなかったです。
カードキーをかざして扉を開けるのはホテルライクだけど、ホテルとは違うなって実感したのは入り口に名前入りの表札が入っていたことです。自分の部屋感が増しますね。
ではドアオープン
「2LDK(D.Db)75㎡」のルームツアー
うわっ広〜い!って声出ちゃいますね。普段は20㎡以下の狭めのホテルにしか泊まってませんからね、75㎡の部屋は広大です。窓の外には有馬の街と山の緑が見えて開放感抜群。
リビング側から入り口を見たところです。廊下にキッチンがあります。とにかく広い!広すぎて大家族ならいいけど二人だと落ち着かない感じになります。
玄関収納。スリッパだけでなく館内やテラスを歩けるサンダルも入っていました。
ダイニングには6人掛けの大きなテーブルと椅子。
リビングには黄色い大きなソファーとマッサージチェアがあります。ソファーの前には60インチくらいはありそうな大画面のテレビが設置されていました。
ベッド周り
ベッドルームは2つ。玄関を入ってすぐの窓のない部屋にシングルサイズのベッドが2台。この部屋にはクローゼットとテレビもありました。
客室の一番奥の部屋もツインベッドルームです。2人だけど4つのベッドを使い放題。こちらの部屋には大きな窓はありますが、テレビはありません。朝起きて緑豊かな山が見えるのは気持ちいいかなと思って、私たちはこちら寝室を使いました。
こちらのベッドは軋む音がけっこう大きくて、何度か自分の寝返りで起こされてしまった。何泊かすれば慣れるかな。
朝日に照らされた有馬の街や山の緑は美しかったので、こちらの寝室を使ったのは正解でした。
不便だなって感じたのはベッドサイドだけでなく客室にもUSBという概念は存在しないことです。スマホやパソコン、カメラなどの電子機器を充電したい場合は充電ケーブルだけでなく充電器を持参する必要があります。忘れたら強制デジタルデトックスです。
あと、館内着や浴衣はないので、これも持参する必要があります。浴衣は330円でレンタルすることもできます。
水回り
バリアフリーなトイレは温水便座シャワー付き
バスルームは大浴場があるので使わなかったですが、浴槽も洗い場も広くて使いやすそうです。
ポーラ製のシャンプー、コンディショナー、ボディソープを完備。
洗面所は2ボールですが、奥のボールは洗濯機に圧迫されて使いにくいです。
ドラム式の洗濯機が無料で使えるのはありがたかったです。大浴場へは部屋のタオルを持って行かないといけないんですが、すぐに洗って朝にはふんわりと乾いているのは最高です。ついでに下着や洋服も洗濯したので家に帰ってから洗い物が少なくて良かったです。
洗濯用の洗剤はついていないので、持参するかフロントで購入します。
ドライヤーはパナソニック製で風量はしっかり強かったです。
キッチンはファミリータイプの本格的なもの。IH調理器はパナソニックの3口(1口はラジエーター)。
食器洗い洗剤、スポンジ、水切りカゴ、ハンドソープは備え付けられていました。
IH調理器以外にも電子レンジ、電気ケトル、ファミリータープの大容量冷蔵庫もあります。ラップやホイルなどの消耗品もありました。
食器や調理器具など十分すぎるほど揃っていたので、本格的な料理ができます。旅行に来てまで料理したくないっていうのが本音ではありますが、自炊できると旅費を節約することができるので長期滞在したい場合はキッチン付きはありがたいですね。
部屋の備品一覧
【キッチン】
IHコンロ、冷凍冷蔵庫、電子レンジ、炊飯器、電気ポット、コーヒーメーカー、鍋3種、フライパン、包丁、お玉、まな板、ボール、ざる、缶きり、菜箸、コルク抜き、ハサミ、おろし金、水切り、ラップ、ホイル、布巾、スポンジ、台所用洗剤など、その他食器類
【洗面所】
洗濯乾燥機、ドライヤー
【リビング】
テレビ、DVDプレイヤー(ブルーレイ対応)
【アメニティ】
歯ブラシ、カミソリ、ヘアブラシ、コットンセット、シャワーキャップ、シャンプー、コンディショナー、ボディーソープ、コンディショナー
【ペット用】
専用タオル、ペットシーツ、消臭スプレー、トイレトレイ、ゴミ袋、ネコ砂トイレ、爪とぎ、ゴミ袋、コロコロ、クイックルワイパー、掃除機
【無料レンタル】
トースター、加湿器、空気清浄機、アイロン、掃除機、車椅子、ベッドガード
【有料レンタル】
ホットプレート(1,100円)、卓上IH(1,100円)
大浴場
『ポイントバケーション有馬』の一階には温泉がありまして、有馬温泉を代表する金泉を堪能することができます。
金泉は赤褐色の湯で不透明、鉄分が豊富で海水の1.5倍の塩分も含まれています。環境省が定めた治療の目的に適し成分10種類のうち7種類の成分を含んだ世界でも珍しい名湯です。それほど広い浴室ではないものの、人も少ないので、世界的な名湯をほぼ独り占めできる贅沢さはプライスレス。
お風呂上がりにビールで「ぷはー」としたいところですが、夜になるとホテルでの販売はないですし、コンビニも遠いので、忘れずに買って冷蔵庫に入れておきましょう。私は忘れました(涙)
朝夕ごはん
『ポイントバケーション有馬』ではレストラン施設はないので、基本は自炊ですが宿泊体験の場合は朝夕はケータリングの料理が提供されます。宿泊費は食事混みで一人500円なのでもやし炒めだけでも文句は言えないと思っていたのに...
夕食:本格的な和食ケータリング
めちゃ豪華な食事が出てきてしまった(汗)。ケータリングした料理を部屋のダイニングテーブルにセットしてくれました。関西らしい出汁の効いた美味しい和食。
じつは、夕食時にはすでに「入会しない」ことをほぼほぼ決めていたので、美味しかっただけに心苦しかったですね。全部残さず食べたけど。
朝食:バランスの良い朝ごはん
朝はボリュームは少ないものの美味しい和食をいただきました。食事のあとに入会の有無を聞かれるので、美味しいご飯を食べたあとで申し訳ないけど、入会はしない旨を伝えました。
気になる勧誘の実態
気になるのは勧誘ですよね。しっかり営業を受けましたよ。16時間から1時間ほど。そのうち20分くらいはポイントバケーションのシステム紹介DVDを部屋で見ます。その後、担当者が訪ねてきてDVDの感想とお金の説明を聞きます。
はっきりした金額は言えませんが、お料金は入会費としてセダン車1台を買って、年間費はそれを維持するくらいの金額。ファミリータイプの車を一台所有する経費で全国56箇所あるシェア別荘に年間に2回〜5回くらい泊まれるって感じ。ここまでは事前に調べていたんですけどね。
体験中に申し込むと特典としてセダン車から軽自動車1台分くらいに費用が下がったのは驚きました(契約者が亡くなった場合に権利相続放棄が条件)。
はっきり言って、自分で別荘を買って管理することを考えると格安。普通の会社員でも十分手に届く金額を提示されて心が少々揺らぎました。
とはいえ、ビー玉夫婦が迷うことなく断った理由は、これって1人で泊まっても8人で泊まってもほぼ同費用なんですよ。計算してみると4人で泊まるならリゾートホテルに泊まるより安くなる設定になっていまして、宿泊者単位が2人の我が家向きではないシステムだったから。
あと、プランを工夫することで従来の半額ほどで別荘を所有でき、入会者が増えてるっていうのもネガティブに感じてしまいました。全国で50箇所ほどしか施設がないですからね、人気の観光地だったら土日などは予約合戦が起こるのが容易に想像できてしまいます。私達は仕事の関係上遠くへは旅できません。
ポイントバケーションの向き不向きはこんな感じかな。
定年後に、子ども夫婦と孫と、あとペットを連れて夏休みや冬休みに毎年4〜5泊くらいしようかって家族が一番お得感があると思う。
一応ひと晩考えて朝ご飯のあとに結論を出しました。担当者に「入会しない」ことを伝えても強引に勧誘されることはありませんでしたし、宿泊してから1ヶ月たった今も一度も電話などの後追い営業はありませんでした。入会しなかった理由を聞かれただけです。
以前は後追い営業していたようですが、経費がかかるし嫌がられるだけで逆効果になっただけなので今はしてないとのことでした。
別荘ライフって少し憧れはあったんですけどね、実際に体験してみて私たちは広い部屋は必要ないなってことがわかりました。シンプルでコンパクトなホテルが好きなんだと再確認して別荘ライフの夢は終了です。
『ポイントバケーション有馬』近隣のおすすめスポット
有馬に泊まったら楽しみなのがレトロな温泉街での食べ歩きです。
有馬温泉
▼賞味期限5秒の生炭酸せんべい
有馬温泉のメインストリート太閤通りにある『湯の花道本舗 太閤通り店』では10時〜12時と14時〜16時は実演販売されていて、焼きたての炭酸せんべいを購入することができます。その賞味期限はわずか5秒。5秒間だけ柔らかいもっちりとした炭酸せんべいを食べることができるんです。
すぐにいつものパリパリの炭酸せんべいになるので受け取ったら急いて食べてください。食感の変化を楽しむのも面白いです。
急いで食べないといけないので、一口かじったあとの画像ですいません。賞味期限5秒の炭酸せんべいは2枚で100円
▼古民家でいただく絶品「釜飯」
古い一軒家を改装した御食事処『くつろぎ家』では、淡路島直送の鯛やタコ、厳選された山菜を使った釜飯が楽しめます。お手軽な「いっぷくコース」(ランチ1550円~)、山盛りの神戸牛が食べられる湯けむり蒸しくつろぎ釜(4100円〜)が人気。観光地とは思えないくらい本格的で美味しい釜飯が頂けます。人気すぎてやたら混むのので開店40分前くらいには到着したいところ
▼神戸牛の絶品コロッケ
古い街並みが残る有馬のメインストリートの中腹にある「竹中肉店」では神戸牛が入ったしっかり味のコロッケが170円、肉汁ブッシャーのメンチカツが330円。常に行列の人気店ですがテイクアウトなのですぐに順番が回ってきます。
▼日本一のジェラート
有馬源泉「妬泉源」のすぐ近くにあるマリアジェラトリアスタジオーネではジェラート大会で日本一になった実力を持つジェラート専門店です。季節ごとに変わるフレーバー、特に抹茶や黒豆、柚子などの和風フレーバーが人気です。有馬に来たら絶対に立ち寄りたいお店。
▼ ほっくり焼き栗
今回一番印象に残ったのが「くりの里 有馬店」。
焼き栗の香ばしい香り惹かれて購入したんですが、季節もよかったのか過去一美味しい栗でした。
丹波栗を使った焼き栗は量によって600円〜2400円。私たちは一番少ない600円のをホテルに持って帰って食べたのですが、もっと量の多いものにするべきだったと後悔するくらいあっとい間に食べ終わってしまった!
焼き栗って口の中の水分を取られるイメージがあったんですが、こちらの栗はしっとりと柔らかく水分がなくても全然食べられて、自然な甘さが口いっぱいに広がる美味しい栗でした。温泉街の端っこの方でしたが、近くを通ったら栗の良い香がしていたので見逃すことがないと思います。持って帰って冷えた状態でも美味しかったので、多めに買ったほうがいいですよ。
▼日本最古の地サイダー
地サイダーブームの火付け役になったと言われる「ありまサイダーてっぽう水(250円)」
明治41年に炭酸ウォーターに甘味料を加えて有馬シャンペンサイダーとして販売したのが始まりなんだとか。一度は姿を消した有馬シャンペンサイダーが有馬のお土産開発の一貫として2002年に復活したのが「ありまサイダー てっぽう水」です。
甘さは控えめ、強い炭酸とすっきりとした後味が特徴の大人の飲み物です。このサイダーは有馬にあるあらゆるお店で購入可能。
ポイントバケーションでも販売されていましたよ。湯上がりに最高の一本です。
温泉三昧したいなら「太閤の湯」
有馬には赤褐色の金泉以外にも銀泉と呼ばれる無色透明の温泉も有名です。『ポイントバケーション有馬』には金泉しかありませんし、もっと大きなお風呂に入りたい、サウナも楽しみたい、金泉以外にも銀泉には入りたいって場合は車で3分、徒歩10分ほどの太閤湯がおすすめです。
有馬の「太閤の湯」は、日本三古湯の一つである有馬温泉にある人気の温泉施設です。太閤の名にちなんで名付けられたこの温泉は、金泉・銀泉など多彩な湯船が楽しめるのが特徴です。広々とした大浴場や露天風呂、サウナや岩盤浴まで完備した温泉のテーマパークです。
数々の賞状が人気の高さを物語っています。泉質の良さはもちろん、待合室にはリクライナー漫画もあり、お食事処も広いので1日中快適に過ごせます。
通常料金が2,970円(平日は2,750円)と高めではありますが、チケットサイトのアソビューなら48%引きの1,600円で前売りチケットが販売されています。
タオルも館内着も込みの値段なので完全に手ぶらで温泉を楽しめます。太閤の湯へ行くなら事前にクーポンを購入しておいた方がお得です。
クーポンの購入はこちら→アソビュー「太閤の湯」48%引き前売りチケット
『ポイントバケーション有馬』宿泊レビューまとめ
宿泊日 2024年9月29日(日)〜30日(月)
宿泊者 夫婦2人
2LDK(75㎡)1,300円(朝夕2食付)
今回「別荘体験」ということで勧誘込みでお安く体験できました。残念ながら私たちのライフスタイルには合わなかったのでお断りすることになりましたが、ひつこく勧誘されたり、洗脳ってことはありませんでした。
体験中に入会すると入会金の割引があったり、それほど高いとは感じなかったので、お得に利用できる人はお得に価値を感じると思います。
長期滞在できる家族や友達が多い人なら検討してみてはいかがでしょうか。
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