JR京都駅から2駅(+シャトルバス)という好立地なのに二人で土日1万円を切る超得価格で泊まれた『京都 竹の郷 万葉の湯』の宿泊レビューです。今回はホテルではなく温泉施設に泊まるというプチ冒険。
実際に泊まってみると20時間以上の滞在でも全く退屈しない楽しい体験でした。
こんにちは、大阪在住だけど大阪&大阪近郊のホテルに泊まって朝ごはんを食べるのが趣味なビー玉夫婦が実際に泊まってよかったホテルを紹介するブログです。
今回は温泉施設のリラックスルーム、リクライニングチェアでの宿泊です。大人でも楽しいの?女性だけでも怖くない?と不安に思っている方の参考になれば嬉しいです。
『京都 竹の郷温泉 万葉の湯』 概要&宿泊費
宿泊日 2024年6月8日(土)〜6月9日(日)
宿泊者 夫婦二人
客室タイプ リラックスルーム
ラウンジ無料サービス | なし |
大浴場 | 温泉、露天、サウナあり |
館内着 | 浴衣、作務衣 |
朝食 | 和洋ビュッフェ |
チェックイン/アウト | 朝5時〜翌12時 |
駐車場 | あり(到着日〜翌日10時まで無料) |
最寄駅 | JR 桂川駅・阪急洛西口駅から無料シャトルバスあり |
住所 | 〒610-1143 京都府京都市西京区大原野東境谷町2-4 TEL:075-333-4126 |
近隣のコンビニ | ・敷地内にローソンがあり(ホテル宿泊者以外は途中外出不可) ・施設内に売店あり |
今回宿泊したのはホテルを併設する温泉施設『京都 竹の郷温泉 万葉の湯』。とはいえ、泊まったのはホテルではなく温泉施設内のリラックスルーム。ベッドではなくフルフラットになるリクライニングチェアで一晩過ごします。
最初はホテルに泊まろうと思って調べていたんですけどね。1泊(最大30時間)2食つき、温泉入り放題で一人4890円という価格の滞在プランをビー玉夫が発見。ベッドではなくリクライニングチェアで寝るという妙齢の私たち夫婦にはハードルが高そうなプラン。多少の不安はあったものの夫婦揃って面白がり屋の関西人なので「面白そう!泊まってみたい」と前のめりで即決行。
私たちが利用した万葉超得パックは2024年5月7日〜6月30日までのプランですが、超得プランは頻繁に開催されているようなので、気になる方は公式サイトを確認してみてください。
※後日(2024年8月)、チケット予約サイトアソビューでさらにお得なクーポンを発見しました(涙)
アソビューではほかにもお得なクーポンが発売されたのでチェックしてみてくだい。
土日祝日でも割増料金なし、予約なしで泊まれます。
『京都 竹の郷温泉 万葉の湯』の宿泊費(2人分) | |
通常宿泊費 | 9,780円 |
宿泊費 9,780円 |
ホテルのベッドでゆっくり寝たいという場合は併設されている『ホテル京都エミナース』を予約してください。朝ごはん付き、温泉付きで2人で18,000〜30,000円くらいが中心価格帯となるホテルです。
▼宿泊料は時期によって変わるので各種サイトでご確認ください
『京都 竹の郷温泉 万葉の湯』宿泊レビュー
チェックインは朝5時から、最大30時間滞在で。とはいえホテル宿泊者以外は一旦温泉施設に入ると外に出ることはできません。滞在時間が長くなり過ぎても退屈かなと思い。家を午後12時半に出発してバイクを走らせること約1時間半、『万葉の湯』に到着したのは14時前。
土曜日だったので混み具合が心配でしたが、人気観光地から少し離れた静かなお土地柄だったためか、全体にゆったりとした空気感で空いていました。
チェックイン
駐車場からホテルのプロムナード(?)を通り抜けて温泉施設『万葉の湯』へ向かいます。
万葉の湯の入り口前には風車がたくさん飾ってあり、写真映えしそうなスポットでした。
玄関にはゆるキャラの「エミナ」ちゃんがひっそりと佇んでいたけど、隅っこで寂しげだと思うのは私だけかな。
超得プラン以外にもお得なプランがたくさん張り出されていて、夕食はいらないとか、飲み放題にしたいとか、必要に応じてプランニングできます。
靴はロッカーに預ける施設が多いですが、ここでは袋に入れて自分で管理します。お風呂のロッカーには靴を入れるスペースがあったので「ずっと持ち歩くんかな」という心配はいらなかったです。
受付でプランを申告して脱衣所のロッカーキーがついたリストバンドをもらいます。リストバンドには使用するロッカーの番号が割振られています。滞在中は決められたロッカーのみを使用するシステム。
私たちは2食付きのプランにしたので、食事のチケットも受付時に渡されました。
フロントには館内着が置かれていて、自由にレンタルできます。
館内着は浴衣か下がズボンになっている作務衣を選ぶことができます。作務衣のサイズは男女ともにS・M・L・LLで、汗をかいたら何度でも取り換え可能。浴衣は可愛かったですが90%以上の方が作務衣を着ていました。リラックスしたいなら、どうしても着崩れしにくい作務衣になっちゃいますよね...私も上下別の作務衣をチョイス。
『万葉の湯』館内ツアー
『京都 竹の郷温泉 万葉の湯』の館内案内
1F...フロント、レストラン&休憩処「憩い処」、レストラン「万葉庵」、更衣ロッカー、大浴場
2F...ゲームコーナー(階段を上がったところ)
3F...リラックスルーム、女性用リラックスルーム、岩盤浴、ボディケアコーナー
4F...ホテル京都エミナース(連絡通路)
レストラン&無料休憩処「憩い処」
1階の「憩い処」はドリンク、スイーツ、一品料理から気軽に注文できるお食事処です。
テーブル席の他にお座敷もあります。食事はタッチパネルで注文するメニュー以外にも、作り置きのお惣菜やおつまみが並ぶ棚から好みでチョイスできる町の食堂のようなコーナーもあり楽しいっ。
マットが敷かれたキッズコーナーもありました。お風呂上がりに家族連れがのんびりくつろいでいるって感じのレストランです。
万葉超得パックについていた「近江牛上カルビの陶板焼き」と「海鮮陶板焼き」。お肉は柔らかくジューシー、海鮮は鮑までついてめちゃ豪華!
ただ、ご飯類はついていないので、足らなければ追加で注文します。ロッカーキーについたリストバンドで精算し、チェックアウトの時にまとめて支払うシステムです。
館内のもう一つのレストラン「万葉庵」ではランチと朝夕はビュッフェ形式の食事ができます。こちらでは朝食をいただいたので、のちほど紹介します。
夜中でもスイーツが買える売店
温泉施設って自販機がそこら中にあるイメージですが、『万葉の湯』では温泉入り口にあったコーヒー牛乳の自販機しか見当たりませんでした。
その代わり、大浴場とリラックスルームの入り口前には24時間、無料で飲める給水機があり、館内の売店では飲み物だけでなくおつまみやアイスが夜中1時まで購入できます。
売店ではお水やジュース類が販売されますがアルコール類はなし、お酒が飲めるのはレストランのみです。
お風呂上がりに最高なアイス類の品揃えがよかったのが印象的。
階段を登って2階へいくとゲームセンターがありました。ゲームセンターは撮影不可だったので画像はありません。子ども向けのクレーンゲームが中心って感じ。
そして今回私たちの宿泊地であるリラックスルームは3階です。3階へは売店奥のエレベータを使います。
エレベーターのドアオープン♪こちらは「読書処」、マンガがたくさん置いてあって自由に読めます
Yogibo(ヨギボー)が快適。マンガは読書処かリラックスルームで読むことができますが、リラックスルームはライティングが暗めなので、夜中でも読書処でマンガを読んでる人がたくさんいました。
今回は利用しませんでしたが、3階には岩盤浴やボディケア施設もあります。
リラックスルームにはフルフラットになるリクライニングチェアが130席。通路も広く全てのチェアがフルフラット状態になったとしても歩きやすいです。想像していたよりもずっと清潔感がありました。
チェアは2台がセットになっていて、隣り合ったチェアには仕切りがあり、フラットにすると隣の人の顔は見えません。土曜日でも席が埋まってるってことはなかったので、席に余裕があり、隣り合った席に知らない人が座るということなないんじゃないかな。
女性専用ルーム(28席)もあり、女性ひとりでも安心。
リラックスルームではブランケットが借り放題。ブランケット1枚でも寒さは感じませんでしたが、体の下に敷きたかったので私は2枚借りました。全席テレビモニター付きです。テレビの音声は枕元のスピーカーからイヤホンなしで流れてきます。けっこう音量があるので隣の音は聞こえないのが不思議。
座席にはAC電源コンセントとUSBポートがついていて、電子機器の充電に使えます。無料WiFiもありスマホも使えますが目覚ましはご遠慮くださいとのことです。狭さはあまり感じなかったですが、寝返りが打ちにくいので朝目覚めると体は少々したかったです。いびきはそこらじゅうから聞こえます。音に敏感な人は耳栓必須ですね。女性専用のほうがいびきは少なそう。
とろっとろの美容液みたいな温泉
万葉の湯では「単純温泉」「ナトリウム炭酸水素塩泉」の 2種類の天然温泉、9種類の浴槽にドライサウナも楽しめます。
洗い場は20箇所以上と十分な数あり、順番待ちの必要は皆無。そしてなんと!洗い場の蛇口からも温泉が出るんですよ(一部水道水あり)。浴槽に浸かる前からお肌がつるつるとしてきます。とろりとした抜群の泉質。
露天風呂には風鈴の音と笹の葉擦れの音が極上の天然のヒーリング音を奏でておりました。お湯に浸かってるだけで整いそうです。
サウナの温度は90度以上としっかりと熱く、サウナマットはもちろん、サウナハットまで無料使えるのは驚きました。天然温泉を使った水風呂は17度と入りやすい水温で肌触りの柔らかさは感動的。外気浴では横たわれる整い椅子が完備されていて、文句のつけどころがないこの世の楽園。
何よりも驚いたのが無料で使えるアメニティの豊富さです。
フェイスタオル、バスタオルは何枚でも好きなだけ使えます。
大浴場にはシャンプー、コンディショナー、ボディソープの他にピーリングクリームまであり温泉効果と相待ってツルツルのお肌が作れます。なんとボディタオルは柔らかさ違うものが2種、洗髪用のブラシまでありました。
メイク台は10箇所以上。ドライヤーはBEREZO AIRE。
POLAのローション、乳液、クレンジング、洗顔料
ボディクリーム、グルコサミン クリーム、育毛剤、ヘアクリーム、BBクリーム、ケープ、綿棒、コットン、ティッシュ...過去最高、圧巻の品揃えでした。
メイク道具以外は本当に何も持たずにきても大丈夫そう。土曜日だったけど人が少ないのもリラックスポイントです。日頃の疲れが癒されまくりました。
温泉利用時間 24時間営業 ※早朝3〜5時は清掃のため入浴不可
整い椅子の置いてある場所には屋根がなく、夜に雨が降って使えなかったかったの唯一の残念ポイントでした。
何度も温泉に入り、アルコールもよい感じでまわっていたので、リクライニングチェアでもストレスなく夢の中です。おやすみなさ〜い
京都らしい上品な味の朝ごはん
温泉は朝の5時間から入浴可能だったので6時ごろに朝風呂に向かいました。広い温泉に5人くらいしか人がおらず、ほぼ一人一浴槽という贅沢さ。昨夜に雨が降ったせいか清涼感のある草木の香が気持ちよかったー。胃腸もしっかり目を覚ましてお腹はすでにスタンバイOK。
朝食はバイキング形式で万葉庵レストラン「膳(ぜん)」でいただきます。モーニングビュッフェは通常一人1,650円ですが、4,980円の万葉超特パックに含まれます。
夜中に降った雨の恵か、生命力を感じる緑がきれい。
ビー玉セレクト(和食編)です。しらすの釜揚げが美味しくてご飯を2杯もおかわりしてしまった。肉団子はゆず風味で京都っぽい味付けで、これまた美味しかったです。
ビー玉セレクト(洋食編)その2です。ポテトのグラタンが香ばしさとクリーミーさが絶妙のバランスでクオリティが高いっ。
デザートにはわらびもち。これはわらび粉をつかった本格的なものじゃないかなぁ。地味だけどほうじ茶も美味しかったな。
品数は多くはなかったけど、手作り感のある美味しいビュッフェでコスパいいなと感じました。
「万葉の湯」には20時間ほど滞在しましたが、退屈することなく楽しく過ごせました。チェックアウトギリギリまで滞在したかったですが、雲行きが怪しかったので早めに帰路につきました。フロントで追加で飲み食いした料金を支払い、結果的には二人で12.000円くらいになったけど、温泉とグルメとマンガとちょっとした冒険心が満たされて、満足度はめちゃめちゃ高った。
何も決めずに当日フラット立ち寄れる気楽さもいいっ。また近いうちに利用したです。
『京都 竹の郷 万葉の湯』の料金設定
『万葉の湯』料金設定 | |||
目的地 | 大人料金 中学生以上 | 子ども料金 (小学生) | 幼児料金 (3歳〜未就学児) |
入館セット (5時〜翌3時) | 2,730円 +100円の入湯税 | 1,230円 | 990円 |
深夜のみ (3時〜10時) | 2,000円 | 1,100円 | 1,100円 |
朝風呂のみ (5時〜10時) | 1,370円 +100円の入湯税 | 1,270円 | 990円 |
岩盤浴 | 1,100円 | ー | ー |
各種セット料金ありです。予約なしで利用できます。
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『京都 竹の郷 万葉の湯』宿泊レビューまとめ
宿泊日 2024年6月8日(土)〜9日(日)
宿泊者 夫婦2人
リラックスルーム(リクライニングチェア)9,780円(2人朝夕2食つき)
今回はホテル泊ではく、温泉施設での宿泊です。チェックイン後は外出せずに滞在時間約20時間、まったく退屈することなく楽しすぎる滞在でした。
リクライニングチェアでの就寝は、たしかに朝起きて体の痛さは感じました。だけど、温泉施設のリラックスルーム(リクライニングチェア)で寝るという体験が楽しくてお得感があり、帰宅後に関西の泊まれる銭湯を探したりして楽しんでます。ホテル代が高すぎて諦めていた土日の宿泊もありだなとプチ旅行の幅が広がったなと感じます。
京都のホテルは土日の料金が高騰しすぎているので、長期旅行の場合は平日はホテルに泊まって、土日のみ24時間営業の温泉に泊まるというのは旅費の節約になっていいのではないでしょうか。
行く前からドキドキ、滞在中はワクワク、帰宅してからも長く楽しめる宿泊体験でした。
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